顎の骨を守る

顎への強い衝撃は、時に命にかかわるようなケガ、後遺症につながります。マウスピースにより衝撃を和らげ、顎の骨を守り、また脳への衝撃の波及を軽減します。

口腔内を守る

歯、舌、粘膜を衝撃から守ります。特に歯は一度欠けたり抜けたりしてしまうと、元には戻りません。スポーツマウスピースの使用により、競技人生と日常生活での健康を守ることが大切です。

食いしばりから歯を守る

野球でバッターがスイングする際のように、瞬間的なパワーの出力によって、無意識に食いしばりが起こります。日常的に食いしばりを繰り返すことで、歯のすり減りが進みます。また、強い食いしばりにより歯が折れることもあります。スポーツマウスピースの使用により、歯のすり減りや破損を予防できます。

パフォーマンスの向上

特に瞬間的なパフォーマンスの向上が期待できます。また、「マウスピースをしている」という安心感は、思い切ったプレーや集中力を引き出します。

マウスピースの使用が推奨される競技

安全面の確保に加え、パフォーマンスの向上も期待できることから、多くの競技においてスポーツマウスピースの使用が推奨されています。

ボールを使う競技

• アメリカンフットボール
• ラグビー
• アイスホッケー
• フィールドホッケー
• バスケットボール
• サッカー
• 野球
• ソフトボール
• ハンドボール
• ラクロス
• テニス
• 水球
• ゴルフ

など

格闘技系の競技

• ボクシング
• キックボクシング
• シュートボクシング
• 総合格闘技
• レスリング
• 柔道
• ムエタイ
• 空手
• 拳法
• 相撲

など

その他

• 体操
• トランポリン
• スキー
• スケートボード
• スノーボード
• モータースポーツ
• 馬術
• サーフィン
• 砲丸投げ
• やり投げ
• 重量挙げ法

など

スポーツのレベルは関係ありません

もともと、スポーツ用のマウスピースは、プロやセミプロの選手が使用するケースがほとんどでした。彼らはスポーツが仕事であったり、また仕事とするために努力しているため、安全面に万全を期しています。
しかし実際には、実践における感覚・勘がまだ十分に発達していない、経験の浅い選手の方が、ケガをしやすい傾向にあります。始めたばかりだとか、子供だからといったことは関係ありません。
スポーツは、それがたとえ趣味としてものであっても、私たちに肉体的・精神的な成長や充実感をもたらしてくれます。ケガでその道を閉ざされてしまったり、嫌いになってしまうことのないよう、スポーツマウスピースで頭部・顎・口腔の安全性を確保しておくに越したことはありません。

作製した後も、定期的にチェック・交換を

スポーツマウスピースは、時間の経過とともに少しずつその性能が低下してしまいます。これは“衝撃を吸収する”という役目を担う道具である以上、仕方のないことです。
安全性を保つためには、1年に一度は歯科医院でチェックを受けることが大切です。特に成長期のお子様は、顎の発達に合わせて数カ月に1度はチェックを受け、場合によっては新しいものを作り直すことをお勧めします。
少しでも長く使っていただけるよう、お手入れ方法もしっかりとお伝えしますので、安心してご相談ください。

スポーツマウスピース製作の流れ